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シャローカップのジレンマ

2014 年 05 月 26 日
トランペット奮闘日記


私にとってEM1はハイトーンという可能性を大幅に広めてくれたマウスピースです。音色も派手で勇ましくて好きです。

しかし、シャローカップの宿命でロー音域がブレやすいのです。(これはこれで個性的になっていいとも言えるのですが)

本来、シャローカップのマウスピースはイエローブラスベルと相性がいいんだろうなと思います。

ゴールドブラスベルは音量のダイナミックスやピッチベンドなどの繊細な表現が得意。音が柔軟で奏者の個性を表現しやすいのでコンボ・ジャズなどではゴールドブラスベルのトランペットを好むプレーヤーは多い。しかし、裏を返せばゴールドブラスはブレやすくなるということです。

イエローブラスベルはゴールドブラスよりは繊細な表現はし難い。しかし、それは逆に言えばブレにくいということ。真っ直ぐスパーンと突き抜けたトランペットらしい音が出しやすい。それゆえ、基本的にブレることが許されないクラシックでは必然的にイエローブラスが好まれる傾向があるわけです。

浅いカップの低音部のブレという弱点はイエローブラスベルの楽器を使うことで大幅に改善されることだろうと思えます。EM1を使いこなすためにはイエローブラスに変えた方がいいのだろうか考えたりしました。

しかし、自分のトランペットで目指したいプレイとは何だったのか?ビッグバンドでリードかコンボ・ジャズでリリカルか?「そりゃ~、どちらも!」と言いたいところですが(^^;)、天秤に載せれば後者の方に傾く。

私は初めてXO RV-GBを試奏したとき、この楽器に多彩な表現の可能性を感じたんですよね。やっぱり、ゴールドブラスの方が自分の個性を表現出来る気がします。

そうなるとブレを軽減するためにはEM1と同じぐらいの内径サイズで深いカップのマウスピースを試してみたくなったわけです。

しかし、それはEM1で得たハイノートの可能性を失ってしまうことになるかもしれない。低音の安定かハイノートの可能性か、まさにジレンマ。しかし、気になったからには実際に試してみないと払拭されない。

そこでまず目を付けたのがFH-EM。悪くはないのですが、やはりトランペットで使うにはスロートが広すぎるのか吹奏感自体トランペットを吹いている感じがしません。

そうなると、トランペットを吹くメリットが無くなってしまう気もします。やはり、フリューゲルを吹くためのマウスピースなのでしょうね。最近はあまり使ってません。

そこで、久々にBACH 10-1/2Cを使ってみたら結構良かった。それで、もう少し口径の小さい中庸なカップを試してみたいと11Aと12Cを購入した訳です。

さて、Bach11AとBach12Cはどうなったかといえばこれが自分にとっていいカンフル剤になってます(表現が古っ^^;)。今日は少し長くなってしまったので経過はまた日をあらためて書きたいと思います。


(トランペットを始めた頃、YAMAHA YTR-8340EMやXO RV-Sなど試奏したことがありますが、今EM1を使って吹いてみたらどんな感じなんでしょうねぇ。興味は大いにあります。)

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BACH 11A and BACH 12C

2014 年 05 月 18 日
トランペット奮闘日記


注文していたBACH11AとBACH12Cが届きましたよ。




BACH 11Aは中古とは言ってもシャンク傷もまったく無いピッカピカの新品同様な状態でした(箱は無し)。全然問題無くこれはラッキー。

BACH12Cは新品なので、もちろんピッカピカ。でも、よく見ると全体的に磨き傷が多く少々くすんでいるようにも感じます。これがB級品という理由だったのかもしれませんね。お買い得価格で購入できたのですから自分的には全く問題ありません。




こうして並べてみると、けっこうな小口径のはずの10-1/2Cですら大きめに見えますね。(笑)

BACH11Aのカップはフリューゲルほどではありませんが見るからに深いです。やはり、音色はとてもダークです。

口に当てた感じではホントにちょうどいい感じでした。音も出しやすい。カップが深くともハイ・ミぐらいまでは使えそうです。(慣れたらもうちょっと上も可能そう)

12Cは驚くほど小さく感じました。でも、12Cもムリとは感じません。とりあえず、ペダルトーンも鳴らせるし、ミドル音域は安定感があるし、ハイ・レまでは出しやすい。(しかし、それ以上は意外とキビしいか)

2本とも、もう少し慣れたらどうなるかなという感じです。BACH 11A and 12C、もう少し様子見たしです。

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久々にBACH 10-1/2C

2014 年 05 月 16 日
トランペット奮闘日記


自分にとって理想のマウスピースとは一番は広い音域を楽に扱えるもの。とりあえず、音色はその次でいいことにしています。それゆえ、EM1は一番理想に近いものといえるものです。

しかし、EM1の音色はやはりコンボジャズよりビッグ・バンドでリードというのが似合う。ウィントン・マルサリスの演奏を聴いてしまうとリリカルでスモーキーなサウンド、いいよなぁとか思ってしまうのです。

そこで、なんだか久しぶりにサイズ的にはEM1に近くて中庸なカップのBACH10-1/2Cを試してみたくなりました。そしたら、すごく吹きやすくて驚きました。(@o@;)

もうBACH3Cではミドル音域は出しにくくなってしまっているのですが、10-1/2Cはハイ・ドまで問題なく出せるし、ハイ・ミあたりまでは使えそうです。音色もCカップらしい吹奏楽にも使えるであろうトランペットらしい音がします。

しかし、サイズが若干大きい感じがするのです。数字上では10-1/2Cの内径は15.90mmなのですが自分唇感覚では16.30mmぐらいなのですよね。

もうちょっと、もうほんのちょっと小さかったらどうなんだろうとか思ってしまう。そうなると、一度は試してみたかったマウスピースがありました。

それは、リー・モーガンが使っていたと言われているBACH12C。カタログでは内径15.20mm。

もちろん、リー・モーガンの使っていた時代のと現在の新刻印ではサイズはまるで違うでしょうけど、おそらく小口径が向いている自分的には試してみる価値はあると思いました。

早速、ネットで中古がないかと探していたら新品だけどB級品ということで¥3,324(税抜き)というものを見つけました。これはキープ。

さらに、中古でBACH11Aというのも見つけてしまいました。こちらは税込みで¥3,280という。BACHのAカップというのは一番深い位置付けのもの。そう言えばBACHのAカップというのは今まで試したことはありませんでした。

本来なら試奏してみればすぐ済む話なのですが、ここから試奏できるぐらいの楽器屋に行くには交通費だけで一本マウスピースが買えてしまう。(-"-;)

しかも、BACH12CやBACH11Aなど関東圏でもよっぽどのお店でないと置いてはないだろう。新幹線に乗って行く運賃を考えれば、こんな安価で購入して試せるのならきっとラッキー。ここは伝家の宝刀、大人買いということで!(笑)

もし、合わないとしても大丈夫。マウスピースは音を出すだけではなく観賞用にもなるのです。(そんなの私だけ?f^^;)

と、いうことで2本とも注文してしまいました。届いたらレポートしてみたいと思います。

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バルブオイル、届く

2014 年 05 月 12 日
トランペット奮闘日記


私が愛用しているバルブオイルはYAMAHAのビンテージVOV2というものです。
(経緯は2009年7月1日の記事に書いてあります)




しかし、2週間ほど前にストックしていたものも使い切ってしまっていました。そこでトランペットを始めた頃に使っていたバルブオイル(YAMAHA HUILE POUR PISTONS VALVE OIL)がまだ残っていたのでそれをしばらく使ってみることにしました。(画像右。左は空になったVOV2)

たかがバルブオイル、されどバルブオイルです。使い慣れたものではないものを使うと結構感覚が変わりますね。

バルブオイルには粘度の高いものと低いものがあります。イメージ的にはねっとりしている方がピストンの動きが重くなって、サラサラしている方が速く動きそうに思われているかもしれません。

しかし、自分の経験上粘度の高いもの方が軽快で、低いものの方が動きが悪くなる感じがします。何というか、粘度の低いものの方がねっとりまとわりつくような感じでピストンの戻りが悪くなるような感覚があったりします。

これは、表面張力が関係しているのでしょう。ピストンバルブとケーシングの間にも液体の表面張力といものが発生しているはずです。しかし、水より油の方が表面張力は小さいので普段は気になりません(それゆえ潤滑剤として使われているのですけどね)。

しかし、楽器内に息を吹き込むことにより水蒸気が水滴化して徐々にバルブケーシング内のオイルを薄めてしまう。油より水の方が表面張力が大きいので結果的にピストンの動きにブレーキを掛けてしまう。粘度の低いものの方がその影響を顕著に受けやすいと思えます。

XOのトランペットではピストンが戻らなくなるという経験はしていませんが、ポケトラなどの時は吹いてしばらくするとピストンの戻りが悪くなることがありました。

ポケトラでもVOV2を使ってみたら改善されました。ピストンの動きが悪いと感じる方がいたらリペアに出す前に一度粘度の高いオイルを試すといいかもしれませんね。

そういえば、以前楽器屋でトランペットをやっている店員さんからピストンの戻りが悪い時はジッポライターのオイルでバルブ等を磨くといいとか聞いたことがありました。

ようするに、油で油汚れを洗い落とすということなのでしょうけど、私は非喫煙者なのでジッポライターなど無縁の代物ですからねぇ。トランペッターならタバコを吸わなくてもお手入れ用としてジッポオイルを持っているものなのでしょうかね?

まぁ、きっとKURE5-56でも同じ様な効力があることでしょう(独特なニオイはけっこうしますが^^;)。必要がある時は試してみたいと思います。




やはり私は粘度高めのバルブオイルの方がしっくりきます。そこで早急にYAMAHA VINTAGE VOV2を入手しなければと思ったのですが今回はネット通販で購入してみました。

注文していたものが届きました。なんかいつの間にか容器が白くなってますね(笑)。3本まとめ買い。あと、引越し後に行方不明になってしまったマウスピースブラシ、YAMAHA-MPBS2も合わせて購入。

早速、RV-GBにYAMAHA VINTAGE VOV2を使ってみると軽快なピストンが戻ってきました。


(※ここで書いたことは個人的感想です。バルブオイルの粘度は個人の好みです。他のものを否定するものではありません。一つの参考程度の話としていただけたら幸いです。)

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