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ご無沙汰しておりました

2011 年 12 月 27 日
トランペット奮闘日記


ご無沙汰しておりました。あの震災から9ヶ月経ちました。おかげさまで実家の方はなんとか落ち着きました。

当初は家のあった土台にもう一度建て直す方向で考えていましたが、津波の被害があった土地では行政の規制で当面の間新築で建造物は建てられないとのことでした。

すこし時間が経ち冷静に考えてみればやはり一度津波が来た場所に住むべきではないと考えが変わり内陸の方に新たな住居を探すことにしました。そして、ようやくいい中古物件を見つけ実家の者はその新居の方に引越いたしました。

しかし、いくら海の近くと言ってもまさか自分の家が津波で流されてしまうなんて思ってもみませんでした。現在、私は実家から離れ関東に住んでいますが、そこには思い出の品々もたくさんありました。

中でも一番の宝物はピアノでした。KAWAIのアップライト。

中学2年生のある日(その日のことは今でも鮮明に覚えています)、新任の音楽の先生から多大なるインスパイアを受け「自分もピアノを弾けるようになりたい!楽器を弾けるようになりたい!!」と思ってしまったのです。

(この先生はこのとき教師になって3年目の女性の先生でしたが絶対音感を持った本物のピアノ演奏家であり尊敬できる教育者でした。私のピアノの師であり、譜面の読み方から作曲の方法など音楽の基礎はすべてこの先生に教えてもらいました。いつか、このすばらしい先生のことも書いてみたいと思っています。)

そこでその日に学校から帰ってすぐ母親に「ピアノ買って!」と言ったら当然のごとく即完全拒否されてしまいました(笑)。かなり田舎だったので学年でもピアノを習っているのは女子でも3人ぐらいで男子は皆無。そういう風習もあったと思います。

当時の私は非常な熱血スポコン少年でありました。とにかく運動が好きで好きで毎日走り回って腕立て腹筋背筋三昧。ブルース・リーやジャッキー・チェーンのビデオを観てはカンフーシューズを履いて真似たり、バク転の練習をしたり(笑)。

じつはわたくし、中学時代に陸上競技で県大会入賞もしたことがあるのですよ(あと、バレー部で地区大会優勝、水泳大会地区大会入賞など)。自他共に認める本格的な運動バカでした。

まさかそんな自分が高校の入学式でチューバの音の虜になり吹奏楽部に入部するとは自分も周りもビックリでした。f(^^;)

ちなみに大学でもチューバを希望したのですが大学ぐらいになるとチューバは中学高校みたいに余り者がまわされるようなパートではなく本当に本気でチューバを愛して止まない人々が集っていて定員オーバーで私はやむなく弦バスに入ったのでした。

母から見れば私は朝から晩まで走りまわってる運動バカの印象しかなかったのでしょう。私からピアノという言葉を聞いて冗談以外の何ものでもないとしか思わなかったのは仕方ないかもしれません。

ただ、私は本気だった。本気と分かってもらえたら買ってくれるのではと”ピアノ・コード・ハンド・ブック”と
”バイエルの下巻”を買ってきて鍵盤ハーモニカで練習を始めました。(ちら見したら上巻は右手のみの練習曲集。両手で弾かないと意味が無いと思い下巻から始めました。)

音符も満足に読めないしコードもすんなり覚えられない。しかし、めげませんでした。学校では先生にお願いして休み時間にピアノを使わせてもらったりしました。

一年後、文化祭で合唱のピアノ伴奏を買って出て母にその姿を見せしめ(コード弾きレベルでしたが)、そして二年後(高一時)にその先生の説得もあり母もついに折れピアノを買ってくれたのでした。

そんなに頑なにピアノの購入を拒否をしていた母親もいつの間にか自分以上ににそのピアノを気に入ってしまい、いつもそのピアノの前で仕事をしていました。(母は洋裁師で、ちなみに楽器は何も出来ません。(ただ本当に助かってくれていてよかった。))

引越の際にはアップライトとは言えピアノは非常に重く運ぶときには男性4人がかりでした。しかし、津波は家ごと跡形も無く持っていってしまいました・・・自然の力というか本当に人間には到底かなわないと言う言葉しか見つかりません。

東北の、とある一軒の家にあったピアノ一台にしてもこのようなエピソードがあったのです。あの日、あの津波でどれだけの大切なものや思い出が流されてしまったことか・・・

とにかく、前向きに頑張るしかないです。地元の言葉で言うと「がんばりすぺ!」ですね。

密かに「ユーフォニウムをトランペットのマウスピースで吹いたら」とかいう企画も考えていたのですが出来なくなってしまいました。

トランペットを始めてから吹くユーフォニウムはどのような感じか楽しみにしていたのですけど。これも一緒に流されてしまいました・・・

もちろん、サイト休止中もトランペットは続けておりました。その自分の試した練習法など近いうちに書いてみたいと思っています。

年が明けましたらまたサイトを再開したいと思います。ジャズもトランペットも頂はまだまだ遠いですがどれだけ時間がかかろうとも登り続けたい所存であります。

今年もいつの間にか年末。早いっす。

では、良いお年を!



私の実家の跡です。
この光景を目の当たりにして、ただ
呆然とするしかありませんでした・・・

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テーマ: 楽器 ジャンル: 音楽

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