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プラスチック製マウスピースの考察

2012 年 04 月 21 日
トランペット奮闘日記


金管楽器用のマウスピースは金属製のものばかりではなくプラスチック製のものも存在します。

じつは私も一本持っています。それは、トランペット入門者なら誰しも気になるであろうYAMAHAの練習用マウスピース”YAMAHA TMP-TR”です。


YAMAHA TMP-TR

これは、トランペットを始めた2007年3月に購入していたものです。

これは演奏用としてよりは透明な材質の利点を活かして唇の様子を見てみたいがために試しにと思って買ったものでした。

しかし、透明な割には唇の状態はモヤっとした感じではっきり見えないのよですね。(^^;)

どこかのサイトでプラスチック製のマウスピースは使うべきではないとかみかけたりしていたし、そのころの自分自身もプラスチックのものなど実用マウスピースの選択肢に入らないと思っていました。

そうして、何年も使わずにいたのですがBach3Cを使うようになってから久々に試してみたのです。そうしたら、以前とは全然違う感覚・・・

とても吹きやすかったのですよ!プラスチック製のマウスピースについては賛否が分かれると思いますが私的には「全然あり!」と思いますね。

本日は、いつか書こうと思っていた”プラスチック製マウスピース”について書いてみたいと思います。

真鍮をはじめとする金属とプラスチックの大きな違い
、それはまず硬度の差でしょう。当たり前ですが金属はプラスチックに比べ大変固い。逆に言えば、プラスチックの方が断然柔らかい。

プラスチック製のマウスピースはその柔らかい素材ゆえ唇の振動を柔軟に受け止めてくれるのです。

金属製のものは硬くて振動がしがたいので、唇の振動をロス少なく音のエネルギーとして楽器本体に伝えるので音量が大きく出せます。

一方、プラスチック製のものは柔らかくて、本来楽器に伝えるべき音のエネルギーを若干マウスピースの振動として吸収していまします。

その分、音量は小さくなりダークになってしまいますが、肯定的に捉えると金属製のものより些細な振動も拾ってくれやすいといえます。

YAMAHAのスチューデント・モデルのトランペットにはYAMAHA 11B4というマウスピースが付属しています。

このマウスピース、自分が今まで使ったものでも音の出しにくさはかなりワーストに入るものです。音が止まってしまうという現象が結構起こるのです。

何ででしょうねぇ・・・もちろん、この付属のマウスピースを使ってなんの問題もなく演奏をしている人も多いかと思います。

しかし、せっかくトランペットを始めるも楽器に付いていた11B4を疑問もなく使いながら、うまく音が出せず「それは自分の実力が足りないせい」とマウスピースを替えるという発想を持たず使い続け、その結果「自分はトランペットには向いていない・・・」と挫折してやめてしまう人も結構いるのではと思ったりします・・・

私なりには、挫折しかけている人達にやめてしまう前に一度このプラスチック製のマウスピース”TMP-TR”を試してみたらと言ってみたいと思っています。

このTMP-TR、自分の試したマウスピースの中でも音の出しやすさはベスト・ランクに入ります。(しかも、お値段はリーズナブル)

現在Bach3Cを使っている私ですが、TMP-TRは普通に吹けます。吹き続けても演奏不可能状態にはならないし高音も問題ない。

音の出やすいプラスチック製のマウスピースで演奏できる感覚をつかんでから金属製に乗り換えてもそんなに違和感なく移行できるのではと思います。

野球で例えると、ほとんどの野球少年は小、中学では軟式野球で軟球を使ってやっていると思います。そこで、高校に入ってから硬式野球部に入部するとします。初めて硬球を使うときボールの感覚はまるで違っていてもそのギャップを埋め合わせるのにそんなに時間はかからないと思います。

それはボールの材質がどうのこうのより、今まで培った軟球でのプレイセンスを硬式でも流用することによりカバーできるからだと思います。

プラスチックでもなんでも音が出やすかったらとりあえずそれで”感覚”を培えばいい。その後のことはいくらでも修正が効くと思うのです。

TMP-TRで演奏で出来るようになったのならばバックの7C、5Cあたりへの乗り換えはスムーズだろうと思います。TMP-TRは3Cを使っている私でも使えるので3Cも選択肢に入るかもしれませんね。(1Cは分かりませんけれど)

もちろん、これからトランペットを始める人にプラスチック製のものから始めるべきとは言うつもりはありません。でも、挫折感で満たされたままやめてしまうぐらいなら一度試してみる価値はあるのではと言いたいのです。

ただ、吹奏楽団などに所属していた場合にアンサンブル的に音が合わないから使わないでくれとも言われる可能性はあるかもしれませんね。「自分よりアンサンブルを取るか、アンサンブルより自分自身か?」という葛藤を生むかもしれません・・・

でも、私的にはプラスチック製のダークな音色はソロ楽器としてはけつこう魅力的です。ケーリーなどプラスチックで色んなサイズ、カラーでバラエティー豊かですよね。いつか試してみたいと思っているのですけど、なかなか実行いたしていません。f(^^;)

YAMAHAも色々出してくれたらいいのにと思うのですよね。(せめて色付きだけでも)

なんだかんだ文が長くなってしまいましたが、本日プラスチック製マウスピース”YAMAHA TMP-TR”で録音を試みてみました。



RV-GBにYAMAHA TMP-TRをパーチャク!!(^^;)

今回も「おおぞらをとぶ」を演奏してみと思います。先週のサイレント・ブラスの演奏録音で何か後退していると思われたくなかったので”TMP-TR”で挽回を図ってみたいと思い立ちました。

今日は自宅でのミュート無しの録音を敢行してみました (゚ロ゚;) 。 いくらプラスチック製で音量は若干抑えられるとはいえタイムリミットは20分。なんとか録れました。


課題曲


おおぞらをとぶ~FLYING IN THE SKY~(ドラゴンクエストIIIより)


使用楽器:XO RV-GB
使用マウスピース:YAMAHA TMP-TR

使用マイク:SHURE SM57

演奏時間:1分02秒
録音日:2012年4月21日

演奏:ini-T MUSIC SKY BAND
(使用音源:初代 YAMAHA MOTIF-RACK)


どうでしょうか、プラスチック製のマウスピースの音。そう言われなければ全然わからないと思います。

Bach3Cに比べればやはり小さいカップなので感覚の修正はしなくてはなりませんが、ブレスのコントロールは金属製のものよりしやすく感じました。

ええと、先週の録音ですが音量が少し小さめと思いました。あと、出だしがいきなりだと自分でもビックリしてしまったのでf(^^;)、今回同様ハープでのイントロをつけて再ミックスダウンで再Upさせて頂きました。

結構気を配っているのですが録音の仕上げの音量は日によってかなりバラつきがあるのです。これだけは、永遠のテーマかもしれません。(-"-;)

お詫びを兼ねて前回のフルートと今回のTMP-TRの録音の共演版もご用意しました。


前回のフルートと今回のTMP-TRの録音との共演版
「おおぞらをとぶ~FLYING IN THE SKY~」


個々に違う音色の楽器がユニゾンをするとまた新たな音色に聞こえたりする。面白いですよね。

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テーマ: 楽器 ジャンル: 音楽

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