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フラジオ、サックスのしくみ(前編)

2013 年 02 月 24 日
トランペット奮闘日記


今までフラジオやオーバートーンという単語はサックスをやっている人以外に使っているのを知リませんでした。なので、ずっとサックスかブラス楽器特有のテクニックの名称とばかり思ってました。

じつは、「フラジオレット = ハーモニクッス」だったのですね。なんだか、それを知って「アハ体験」をしてしまいました。

Harmonics(ハーモニックス)とは倍音のことです。また、harmonic overtoneという言い方もあり、これがオーバートーンと略されているのでしょう。

「上の方の音」で「オーバートーン」、そう言われればそうですね。

高校、大学とブラス楽器をやっている人でも倍音のことを今ひとつ理解していない人も結構いました。いい機会なので、ここで一つ私なりに書いてみたいと思います。

金管楽器をやっている人には倍音というものは音階を奏でるためのものと認識されています。しかし、そもそも倍音というのは”音色の成分”なのです。



じつは、上図において基音のドを鳴らすと2番目以降の倍音も同時に鳴っているのです。(スペース上、12倍音までしか載せてませんがもっと上の方も鳴っています)

ピアノの低音の方の太い弦でやると聴き取りやすいと思います。弾いた音の1オクターブ上やその完全5度上の音に集中して聴いてみると「ホーン」と響いているのに気付くと思います。慣れるともっと色んな音が聴き取れると思います。

ピアノとトランペットの音の違いを区別出来ない人はまずいません。では、なぜ違って聴こえるかというと同時に鳴っている各倍音の強さの割合が違っているためです。

トランペットの音が明るく、バイオリンの音が哀愁を帯びているように聴こえるのは私的には前者がメジャーコード、後者がマイナーコードの成分が強いからとか思っているのですよ。

シンセサイザーという楽器がありますが、これは人工的に各倍音の強さを変え音を合成(synthesize)して音を作るものなのです。(簡略的な説明です。エンベロープという要素も必要です。)

あと、家族や友人の声を聞いただけで誰だか判ると思いますが、人の声もその人固有の倍音成分を持っているので聞き分けられるのです。

普段、意識もしていないのに倍音の組み合わせの違いをものすごく細かく聞き分け、区別できる人間の脳の能力はすごいと思いませんか?

そういえば、ヒットしている歌手は上の方の倍音が強めに出ていると聞いたことがあります。(ユーミンの出す倍音はすごいらしとTVの特集でやっていた気が)

あと、モンゴルの伝統歌唱法の「ホーミー」は基音を出しつつ口の中の広さを変え意図的に上の倍音を強調させてメロディーを奏でます。独りなのにあたかも二重奏に聴こえるのが神秘的なのですよね。

「強制的出音奏法」とはフラジオというやつではないかと思ってみたりしたのですが、そもそも金管楽器自体がフラジオを使って演奏する楽器だったのです。

書き忘れましたが、「強制的出音奏法」で振動させる場所は通常の場所より若干前方です。イメージは通常アンブッシュアでは「ブー」か「プー」ですが「強制的出音奏法」では「プー」と「フー」の間ぐらいです。

では、サックスのフラジオ奏法とは何か?

ちょっと長くなってしまったのでここで一旦区切りたいと思います。後半も書き終わっているのですがあえて出し惜しみして明日アップしたいと思います。

この、い・け・ず。f(^^;)



後編へつづく
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テーマ: 楽器 ジャンル: 音楽

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